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ジローのワンダー大冒険 ヨーロッパ編 (1) バチカン初日  


ジローのワンダー大冒険

           
           ヨーロッパ編(1)

       
                バチカン初日

 


「ここが、バチカンの中心なのだ・・・」


ちょうどその時、祭壇の前には、白いローブを纏った一人の修道女が、膝をつきながら、聖母マリアへ静かな祈りを捧げていたのです。



「サンタ・マリア、サンタ・マリア、サンタ・マリア・・・・」



私は、その修道女の、心からの聖なる祈りに心が打たれました。

そして、その修道女の少し後ろの位置から、私もまた、聖母マリア様に対して、静かに祈りを捧げたのです。


「遠い東の果ての国である日本から、私一人で、ようやく、念願の、この地に訪れることができました。これまでの御導き、どうも有り難うございました。これからも、宜しくお願い致します」



バチカンは、聖なる祈りの場所です。全カソリック教会の総本山の至聖所です。「聖なる存在は、聖なる空間におわします」ということを、私はその時、実感することができたのです。


そして、私は安宿へ帰りました。そして、部屋のベッドの上に身を乗せて、一人、静かにしていた時です。突然、不思議なことが私に起きました。それは、初めての体験でした。



なぜか急に、私の額が変な感じになってきたのです。そして、ピクピクと、私の額が、まるで脈動するように動き出してきたのです。私の額は、何もしていないのに、まるで眉毛を自分が上下に動かしていくように、段々と、しかもはっきりと、強く大きくなりながら、ピクピクと動き始めていったのです。


私は、初め、恐怖に捕われそうになりました。しかし、数十分前に、バチカン市国へ行き、祈りを捧げてきたことを思い出して、全てを自然のままに任せることにしたのです。
 

それは、いわゆる痙攣の症状とは異なり、意識もはっきりしていて、別にどこも痛くも苦しくもない状態でした。私は、身体も意識も、全く、普段通り正常でした。その原因が、一体、何であったのかは全く分かりませんでした。しかし、何か不思議で、強く大きな波のようなものが私に及んできたことは事実だったのです。もう、その時、私には恐怖は全くありませんでした。


その不思議な波というものが、まるで私個人に対して、何かを行っている様に感じました。そして、私は、その不思議な波を拒否したり、止めようとしたりするのではなく、むしろ、その不思議な波に、自分の身を全て委ねてみようと思ったのです。


その時、私は、私の額の少し上部の中心に、金属のような小さなアンテナのようなものを、イメージで一つ造り、そこに意識を集中したのです。
   


「波が今、私に来て、何かをしてくれているのだ!」



私は、そのように思いました。その波は、始めは小さかったのですが、やがて段々と大きくなり、そしてピークに達すると、次にそれが少しずつ小さくなっていき、やがて完全に止まったのです。


それが一体、何であったのかは、私には分かりません。



「バチカンの見えざる存在達よ、有難う!」

 

             
               全一総合研究所  中村 慈呂宇

at 19:58, 中村 慈呂宇, ジローの大冒険

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ジローのワンダー大冒険 ヨーロッパ編(1) 隠されたポンペイ


ジローのワンダー大冒険

                ヨーロッパ編(1)

             
隠されたポンペイ

 


「あなた、公衆浴場へ行った帰りに、いつもの居酒屋に寄るのはいいのですけれど、闘技場へ行くことを、忘れないで下さいよ!」


「そうだよ、忘れないでね、父さん!」


「あぁ、分ったよ・・・」


「この前だって、劇場に行くって約束したのに、熱浴室(サウナ)へ行った後に居酒屋へ行っちゃって、夜遅くまで帰って来なかったじゃないの!」


「そうかい、そんな事、あったか?」


「本当に、自分に都合の悪い事はみんな忘れちゃうのだから! それに美しい女性がこの街へ来たり、珍しい奴隷が来たりすると、もう夢中になっちゃうのだから・・・」


「ごめん、ごめん、エヘヘ・・・」


「僕、父さんと母さんと、一緒に闘技場へ行けるの! ワーィ、ワーィ、やったぁ!」



グラグラ、グラグラ



「何か、大きく揺れているよ、父さん! 母さん!」


「大丈夫、大丈夫」




グラグラ、グラグラ、グラグラ



「あなた! 今度の揺れは、以前あった揺れより、ずっと大きいわ〜」


「怖くて動けないよ! 父さん! 母さん!」



ドドド、ドカーン



「あなた! 今の音は、一体、何かしら???」


「どうやら、ヴェスヴィオ火山が爆発したのかもしれないな!」


「エッ! 御山が爆発したの? 怖いよ! 父さん! 母さん!」


「今、外に出ると危ないから、家の中にいて、少し様子を見ることにしよう・・・」


「見て! 父さん、母さん! もう辺りが真っ暗で、ほとんど見えないよ。何か白いものが、どんどん、空から降ってきて、積もっているよ! 」


「まずいな、空から細かい石のようなものも、ドンドン降ってきているな!」


「あなた、早く家から外に出て、逃げましょうよ!」


「いや、今、外に出るのは危険だ!」



グラグラ、ドーン、ドーン!
グラグラ、ドーン、ドーン!



「キャー、また大きな噴火だわ、あなた!」


「怖いよ〜、怖いよ〜」


「あっ、屋根が崩れて来る・・・危ない!」


「キャー! あなた〜」



ドドドォーン・・・、ドドドォーン・・・



「おい、お前、大丈夫か?」


「・・・・」


「息子よ、大丈夫か?」


「・・・」


「ゴホン、ゴホン、あぁ、妻も、息子も死んでしまった。一体、どうすればいいのだ! もう間に合わないかもしれない・・・。そうだ! 海まで行けば、助かるかも知れない!」



ポンペイの街はヴェスヴィオ火山の大噴火で大パニックとなっていく。無数の灰塵と落石が街全体を包みながら、物凄い勢いで降り続けていく・・・。太陽は消え、視界は暗黒に包まれ、先は全く見ることができなくなる・・・。あっという間に、石造りの建物が倒壊し、灰によって埋もれていく・・・。


大きな石塊も、空から次々に降ってくる。人々は、必死で逃げようとするが、逃げる場所すら見つからない。そして、だんだん呼吸をすることも困難になっていく。呼吸をすると、物凄い熱のために、喉と肺が焼けてしまうからだ。盗人は、この時とばかりに金持ちの家に入り、貴重品を盗もうとするが、石の下敷きになって死んで行く・・・。



犬が繋がれたままで吠え続けているが、解き放ってくれる人は誰もいない。やがて、犬が吠える声も聞こえなくなる・・・。
子供を持つ女性は、自分の背中を上にして、自分の子供の身体を全身で覆うようにして死んでしまう。


医者が、人を助けようと道具を持って外に出ようとするが、落石に当たって死んでしまう。


動くことができない老人は、どうすることもできず、家の下敷きになって死んでしまう。家の中で、親子兄弟姉妹が、身体を寄せ合いながら、呆然としている。


お互いの手を取り、声を掛け合いながら、励まし合いながら、灰と大小の軽石が飛び交う中を、必死に逃げていく若い恋人たち。


その後、ヴェスヴィオ火山から、真っ黒な火砕流が、猛烈な速度で町全体に襲いかかって来る。




グォォォー、グォォォー グォォォー、グォォォー



「何だ! あの黒い雲のような流れは?」


「キャー、助けて! 助けて! 熱いよぅ! 熱いよぅ!」


「熱い、全身が・・、ウワァー」



   
                 全一総合研究所  中村 慈呂宇        
                                              
 

at 20:31, 中村 慈呂宇, ジローの大冒険

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ジローのワンダー大冒険 ヨーロッパ編(1) 


ジローのワンダー大冒険 
 
                ヨーロッパ編 (1)

      
          ローマでの三つの出来事    ダニエル夫婦




そしてダニエルさんは、快く私を自宅へと案内してくれたのです
家の中に入ると、ダニエルさんの奥さまがいました。


ちょうど、二人は食事を済ませた後のようでした。ダニエルの奥さまは、非常に知的な方で、愛情と品に満ちた素晴らしい女性でした。前もって連絡はしてありましたが、私の突然の訪問を、奥さまは少し驚いているように感じました。


私にはどうすることもできない状態の中で、ワンちゃんの犬コーラスが始まっていたのです。時間は夜の7時頃で、辺りは真っ暗でした。



「ワンワン、キャンキャン! ワンキャン、ワンキャン!」


「参ったな、もう、ダメかな?」


そう思った時、マンションの中から、一人の男性が飛び出るようにして現われたのです。


「アー ユー ジロー?」


「イエス」


「アイ アム ダニエル!」(私がダニエルです)


「グラッド トゥ シー ユー!」(会えて嬉しいです)



ダニエルは、私に小さなプレートを指さしながら、


「プッシュ ディス! ユー キャン コンタクト アス!」
(これを押せば、私達に繋がるんだよ)


どうやら、小さなプレートが“ピーンポーン”になっているようでした。


「ソゥリー」(すみません)



しかし、日本から来た全く見ず知らずの若者を受け入れてくれる、ダニエルさんという人が、心の大きい人であることが分かったのです。


そしてダニエルさんは、快く私を自宅へと案内してくれたのです。家の中に入ると、ダニエルさんの奥さまがいました。
ちょうど、二人は食事を済ませた後のようでした。ダニエルの奥さまは、非常に知的な方で、愛情と品に満ちた素晴らしい女性でした。前もって連絡はしてありましたが、私の突然の訪問を、奥さまは少し驚いているように感じました。


私は簡単な自己紹介をしました。すると、ダニエルさんの奥さまは、数十本のスプーンとフォークを、テーブルに着いたばかりの私の目の前に、いきなり、“ドサッ”と置いたのです。
それは全部、グニャグニャに曲がっていました。 



「サイキック・パワー?」


「スィー!」


「・・・・!」



私には言葉がありませんでした。私は、目の前に置かれたスプーンやフォークを、一本、一本、手に取って見ていたのですが、どれも普通では曲げられないような形に曲がっていたのです。


「イッツ ミラクル!」(奇跡だ!)



ダニエルさん御夫婦は、とても信仰心の篤い人で、私の事を同じ世界の人間だと感じてくれました。そして、それから一気に、言葉では語れない不思議な時間と空間が、私達の間に流れ始めたのです。


「ウィ ハブ ステイド フォァ セブン イアーズ イン チベット!」(私達は、チベットに7年間、滞在していました)


「セブン イアーズ イン チベット! オー、ワンダフル!」
(7年間もチベットにいたのですか! それは素晴らしい!)



私は自分のUFO体験や、様々な不思議な事を話すことができたのです。しかし、このように初めて会う者同士で、こうした会話ができること自体が大きな奇跡でした。
次に奥さまは、不思議な絵文字を私に見せてくれたのです。
それは人間の形をした様々な絵文字のようなものでした。


奥さまの話では、人間は無意識に、このような絵を描くというのです。


「イズ ディス プリミティブ レターズ?」



「これは古代文字ではないか」と奥さまが私に尋ねたのです。
私は、人間の無意識については非常に関心がある方ですが、半分真実、半分ウソという感じがしていて、その時は、その絵文字については分かりませんでした。

奥さまの話では、非常に幼い子供達が、同じような絵文字を描くというのです。



確かに、総ての文字は象形文字から始まっています。そして人間の感情表現は世界共通ですから、人間が喜怒哀楽を表現している絵や、絵文字というものは、ある意味において、世界共通語であり、宇宙語でもあると言うことができるでしょう。ですから、人間の形をした絵文字に何らかのメッセージがあるということは私も理解できるのです。


しかし当時の私は、まだその事について、理解が足りず、多くを話すことはできませんでした。


時間の感覚が無くなった状態でいましたが、気がつくと、二時間が過ぎようとしていたのです。



「ここは宇宙だ! 私達は、今、宇宙にいるのだ!」



私を受け入れてくれたダニエルさんと奥さまは、まるで宇宙から来た人々のように輝きを放ち続けていたのです。


言葉では表現できない宇宙的な時間を持てた事に感謝しながら、私はダニエル夫婦と別れたのです。それは、素晴らしい、「ローマでの未知との出逢い」でした。



「ダニエル夫婦、有難うございます。またの宇宙的再会を楽しみにしています!コスミック・ラブと共に!」



                 
                 全一総合研究所  中村 慈呂宇

 

at 21:05, 中村 慈呂宇, ジローの大冒険

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「ジローのワンダー大冒険 ヨーロッパ編(2)」


「ジローのワンダー大冒険

          ヨーロッパ編(2)」

 
フィレンツェの香り ダンテの「神曲」霊界旅行

 



「この門をくぐる者は、一切の希望を捨てよ」



そこにはアケローン川が流れていて、舟に乗った冥府の渡し守のカロンが、生前において罪を犯した人々を、一人一人、川の中から捕まえて地獄へと連れて行くのです。やがて地獄に着くと、冥府の裁判官ミーノスが、死者の行くべき地獄を割り当てていくのです。(日本の霊界構造と非常に似ているのです)


「三途の河の渡し守は、おらんかったかのー?」


「オラ、知らねぇー。でも、四十九日の間に、閻魔さまを中心とする裁き司に裁かれることは知っとるじゃがの〜」


「ほな、日本と同じじゃな〜」



*肉欲に溺れた者
*大食の罪を犯した者
*浪費とケチの悪徳を積んだ者
*怒りに我を忘れた者


これらの人々は、全て地獄入りでした。


ここまでが「地獄の第六界」です。


「地獄の第七界」は、“暴力を振るった者”であり、
それは三つに分けられていました。



一、隣人に対する暴力、
二、自己に対する暴力、
三、神と自然と技術に対する暴力です。


そして、「地獄の第八界」は、“悪意者”でした。


悪意を持って罪を犯した者の地獄でした。
そこには十の悪意者があります。



*婦女を誘拐して売った者
*追従の過ぎた者
*神聖な物を金で汚した者
*邪法による呪術を行った者
*職権を悪用し利益を得た者
*偽善者
*盗賊
*権謀術数をもって他者を欺いた者
*不和・分裂の種を蒔いた者
*偽造や虚偽を行った者



「これじゃ〜、私も完全な地獄落ち、間違いないよ〜」


「地獄の最下層であるコキュートス」の手前には、かつて、神に歯向かった巨人が鎖で大穴に封じられているのです。「地獄の最下層であるコキュートス」は“氷地獄”で、裏切りを行った者が、永遠に氷漬けにされているのです。そこには、かつて、神に反逆したルシフェル(サタン)が氷の中で幽閉されているのです。


「そこは、たぶん、寒冷地獄じゃな〜」



「コキュートス」は、四つに分けられています。



一、肉親に対する裏切り者
二、祖国に対する裏切り者
三、客人に対する裏切り者
四、主人に対する裏切り者



「神の正義は、実に恐ろしい!」



ヴェルギリウスによって、ダンテは無事、地獄の世界から脱出しました。次にダンテは、自分が生前になした行為を深く悔悟し、その罪を償うことによって、自分の魂が浄化していくことができる煉獄界へと導かれていったのです。


ペトロの門の前に着くと、天使が石段の上に腰をかけていました。すると、その天使の剣によって、ダンテの額に、Pという印が七つ刻まれたのです。七つのP(ペナルティ)とは、ダンテが煉獄の山において、浄められるべき「七つの大罪」を示していたのです。

ダンテが煉獄の山を通過することによって、ダンテの罪が一つずつ浄化されていくと、ダンテの額に刻まれたPの印が、不思議なことに、一つずつ消えていくのでした。そして、ダンテの額のPの印が一つずつ、消えていくたびに、ダンテの身体も、より一層軽くなっていくのでした。



そして、最後の煉獄の山の頂上において、遂に、ダンテはベアトリーチェと再会することができたのです。



ヴェルギリウスは、イエス・キリスト以前の人である為、天国への案内ができないのでした。そのために、ヴェルギリウスの役目は煉獄山の頂上までとなり、ダンテはヴェルギリウスと別れることになったのです。そして、それ以降は、永遠の天使・ベアトリーチェによって、天界へと導かれていくことになるのです。そして、ここから素晴らしい「天界への旅」が始まって行くのです。



「スゲー、大冒険だ!」



天界には、十二宮がある恒星天(月天、水星天、金星天、太陽天、火星天、木星天、土星天、恒星天)があり、その上に、万物を動かす力の根源である原動天がありました。そして一番上の最上界には、「エンピレオ」と呼ばれる神が坐す“至高天”がありました。



「霊界には、惑星意識を学ぶ為に、特別な霊的意識空間があるのだよ」


「へ〜、そこは実際の惑星とは違うのですか?」


「うん、実際の惑星とは違う空間なのだよ」


「至高天って、何ですか?」


「至高天とは、最高最上の所だよ。宇宙創造の本源と言えるかもしれないなぁ」



最上界である「エンピレオ」では、ベアトリーチェに代わって、ベルナルドゥスが三人目の案内人となりました。天国へ入ったダンテは、そこで多くの聖人達と出会うことができたのです。そして聖人達から様々な神学的な議論を試され、多くの智慧を授かったのです。そのことによってダンテの意識が更に向上した為、ダンテは、より高い世界へと上昇していくことができるようになったのです。そして最終的に、ダンテは至高界へ行きを果たしたのです。



                全一総合研究所  中村 慈呂宇 

at 21:07, 中村 慈呂宇, ジローの大冒険

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